ダヴィンチ速報

風変わりな何でも記事ブログ!・最新で月間10000PV・扱われたテーマは多数! 就活 観光 語学 副業 学術 理系 軍事 時事 廃墟 旅行 アプリ など!・ツイッターアカウントはこちらから!→https://twitter.com/lmdmnos583/status/1035249051132805120

【JAXA選考体験③】JAXA2次面接・最終面接 体験記【就活】【選考】

 

 

なぜいまさら就活記事を...

という感じもあるが、たくさん書くべきことはあるのに面倒で書いてなかった、というわけだ。

さっさと書いていく

 

私は2019卒の理系修士2年だ。今年2018年に就職活動を行った。その中でも理系最難関ともいわれる宇宙航空研究開発機構(通称JAXA)の選考を受け、最終選考まで行った。

あまり体験談というもののがインターネット上に載っておらす、参考になる意見が知りたいという者も多いと思う。そのため、後世のためにも書いておこうと思うのである。

 

以前以下の記事で「東京医大文科省の癒着」を話したが、関連して最近JAXAの上層部も文科省も別件で汚職があったようだ。


headlines.yahoo.co.jp

(産経新聞)によれば
接待攻勢で籠絡した川端被告がJAXA理事になったことで今回の事件につながったが、ある検察幹部は「JAXA理事ではなく、川端という官僚をカネで買った事件だ」と解説する。

というように、文科省から派遣されたとはいえJAXA理事の一人が買収されている。国の機関ではこういうことがよくあるようだ。

しかしこのコンサル会社の谷口という男。どこにでも顔出している。汚職ほう助の常習か

f:id:SHGG:20180817022857p:plain

 

shgg.hatenablog.com

 

さて、話がそれたが、前回までは以下の2記事のようにESや1次面接の内容についてお記述した。正直、ここまでは普通の大企業と変わらん。





今回はその後の2次面接と最終面接の話だ。今日でまとめて書いてしまおうと思う。

まず2次面接。1次面接がGW前にあり、2次面接はGW後。1週間以上あるため話したことなど忘れてしまいやすい。

 

当日。スーツで普通に会場へ。

まずは受付に行って待合室に案内される。

中には机といす、そして人事の若い女性が一人。なにやら資料を持っており、私に質問してくる。本人曰く「これは選考とは関係ないので気軽に雑談してください」とのことだ。しかし、関係ないはずがないだろう、ここで人柄なりをある程度見ているのか?

もし関係ないとしても待合室でくらい一人で無言で待たせてほしい。

緊張をほぐすためだとしても余計なお世話であった。

 

そして時間となり部屋へ案内される。

面接官は4人。1対4だ。課長~部長ポストあたりの年齢層に見える。

 

まずは司会に「研究内容の説明とあなたの専門性についてアピールしてください」と言われる。

研究内容の説明は慣れっこだったが、「専門性のアピール」は難しい。とりあえず研究でよく扱う分野や詳しい事柄・用語などを簡単に説明したが、別の面接官にそれだけ?と言われてしまう。

なのでそいつに対してより具体的に説明したら納得してもらうことができた。

 

その次はその人から「研究で困難だったことは何か?」と聞かれたがこれは事前に答えを持っていたためスラスラ答えて納得してもらえた。

 

次の人には「あなたの研究を行うことで社会にとってどのようなメリットがあるか」

さらに次の人には「研究リーダーとしての姿をESに記していますが具体的にはどのような姿を目指しているのか?」と聞かれる。

研究で困難だったこと、メリットなどは研究に頑張って取り組んでいればある程度は話せる。研究リーダー云々もESに書いたことなのでスラスラと攻略する。4, 5月に企業の数々の面接を攻略してきた私にとってはこの程度の質問はすべて想定内だ。ここまでは順調だった。

 

ところが問題は最後の司会であった。この男、鋭い。おそらくWeb説明会かなんかで出てたM村という人事か。

「LEO(低軌道)にロケットなどを開発・打ち上げるような事業はうちは撤退しつつあって今後はもっと先を見据えているんだ。そういう分野は民間への委託が進んででいる。それでも国の機関に所属したいのはなぜ?」と言われた。

 

 もっと先とは、どこを目指しているのか?(聞けばよかった...)

私は専門外のロケットの開発をしたいという頓珍漢な志望を出していたが、まさか低軌道へのロケット開発・打ち上げ事業からJAXAが退こうとしているとは知る由もなかった。

 確かに最近は宇宙業界はアメリカ合衆国の動きに倣って国の機関ではなく民間事業への委託が進んでいる。宇宙ビジネスが盛んになることを見越して低軌道(国際宇宙ステーションなど人工物の設置が想定され得る空間)関係の技術は民間にゆだねたくなるのは分かる。

 

 しかし日本国の宇宙事業はまともにはM重工くらいしかやっていない上、ここも業績等近年は芳しくない。そのほかの宇宙に携わる大企業はM電機はブラック気質、NECは毎年連続減収減益・リストラ増で経営難、IHIもここ数年利益率4%以下で業績悪化の一途で説明会の行った感じでは社員のコミュ力が圧倒的に低く暗そうだった、と散々な有様である。

その他のベンチャーは論外レベルで成長が進んでいない。こうなると宇宙関連の技術に関わるなら国内ではやはりJAXAしかないのが現状なのだ。

.....という本音を言うわけにもいかず。以下のような返答をひねり出した。

「御機構であれば日本の宇宙事業を率先していくことができるからですね。私は今後宇宙ビジネス等を考えたときまずは「宇宙を身近にすること」が大事だと思っています。故に「宇宙に行きやすくすること」がもっとも大事なんですよね。そのためには低軌道上へ大量に安易に物資・人を送る手段の確立が不可欠です。我々にとって宇宙は遠い存在であり、まだ誰もが行ける時代には全くなっていません。特に日本国内の民間・ベンチャー企業は多くが技術・経験的に未熟で、アメリカ合衆国のように打ち上げや開発が進むようになるまでまだかなりの時間がかかります。民間への委託をしているということですが、そんなようでは宇宙が身近になる日は当分来ないでしょう。これまでの科学技術力の蓄積が極めて大きい御機構こそ積極的にそういった分野に介入して技術供与や協力研究などを行っていくべきだと確信しています。」

特に面接官からの反応もなくすぐに面接は終了。

雰囲気は全体的に圧迫とまではいかないが、1次面接の時のようなフランクさはない上、空気は重めだ。面接官に笑顔はなく、まあある意味真剣に見ている、という感じはする。時間は15分くらいであった、短い。あっという間だったが、頭は使う。

 

指針に逆らうような考えを述べたとはいえ、反論した点が評価されたのか、3,4日後には合格通知がメールで来た。

私は国家機関は探査機などの開発運用も推進すべきだが、もっと宇宙へ行きやすくするような施策の実施も重要だと思っている。現状を見たところでは、日本の民間だけでは厳しい気もする。また、後にJAXAのホームページみたところバリバリ「LEO向けのロケット」も研究開発していると主張されている。面接官の発言とは異なっているがこれは一体どういうことなのだろうか。

 

何はともあれ、2次面接は通過した。しかし次の面接日を聞いて衝撃を受ける。

そう、ここは選考が遅い!!

 世の中のそこそこ高学歴な理系院生は推薦なりで4月中に就活を終えてしまう。少なくとも5月前半で最終であろう。しかし、JAXAは5月でまだ2次面接。最終面接に至ってはなんと2次面接の2週間後である。

 悠長すぎる。5月25日頃面接というのも遅すぎるし、その結果となると6月を過ぎる。内定を待ってくれている会社があった場合、承諾期限に間に合わない者もいるかもしれない。

2週間も無駄に待たせるのは何なのか。学生に対して失礼な機構と感じてならない。

 

そして最終面接当日。

2次面接の時と同様に、待合室には人事の中年女性1人。たわいもない話会話をする。その後、面接室に案内される。今まではお茶の水のTKPカンファレンスセンターだったが、今回はJAXA東京事務所で行われる。

 

面接官はこの前の司会の男も含めて6人。1対6。多くは理事クラスの連中だと思われる。この理事の中にもこの前不正をした男がいたのだろうか?顔までは覚えていないが。

 まずはM村氏から「研究内容を深く、現状の問題点、改善点、オリジナリティについて3分で語ってください」と言われる。3分はやや長いがうまいこと説明し、「説明うまいね、わかりやすい」と評価は上々であった。

 

 次に理事の一人から「実現したいことは何?どういう力を活かしていきたいか?」と聞かれるが、私は先ほども述べたように「低軌道への打ち上げ最適化こそが宇宙を身近にできる、宇宙開発の発展の礎になる」と主張した。そこそこ納得してもらうことができた。

さらに「輸送船を作るならどういう姿にしていきたい?」と聞かれる。これは難易度の高い質問であった。無難に材料の低コスト化、デジタル化による配線の減少とコンパクト化、などの案をいくつか述べたが、誰でも思いつきそうな内容だったため独創性が薄かったかもしれない。しかしこの状況でオリジナリティを瞬時に思いつくのは困難であった。

 

3人目からは「研究室はどうして選んだのか」を聞かれた。「自分で実験機材などを手を動かして製作できるから」と理由の一つに述べたが、「他の研究室でもそんなことはできるよね」というちょっと厳しい質問が来た。分野にも興味が強かったなどと言い張ってなんとか回避した。

 

4人目は「君は専門がロケットと関係ないし、それでもどんな分野でもやっていけると自信があるようだが、実際ね。自分でなんでもできるってことはないの。チームでやっていかねばならない。研究は何人でやってたの。」と言われ、「二人。4年時は先輩と、M1では後輩と」という感じで答えた。

「専攻が違うけどなぜ?」ということも聞かれたがこれも用意していたため答えられた。ただ、気になったのはチームの事についてアピールした方が良かったのではないかという点だ。アピールしろと言われなかったため特に発言しなかったのだが、こんなことでチームワークがないと思われたら困る。でもこの面接官はそう判断したのかもしれない。ここはまずい、と思ったポイントだったがどうしようもない。

 

5人目は「ロケットに興味持っているみたいだけど、それ以外の分野は?」と聞き、これも難なく答えらた。他の分野でもやっていける、興味はある、という感じだ。しかしもしかしたらここは「志望分野以外はやりたくない」という強い意思が必要だった可能性も有る。 

以上で、面接が終了した。待合室で10分、面接が20分という感じだ。面接官たちはある程度ESなどは見ているようだったが基本的には聞きたいと思ったことをランダムに聞いてくるようだ。結果は6月中旬までには知らせると言われたが遅すぎる。

実際合格者はみんしゅうなどによれば1週間程度でくるようだ。5月中に来なかったらまずお祈り確定であろう。

私は5月中に来なかった時点で他社の第一志望群の企業の内定承諾を決めた。結果が来たのは6/5くらいと遅めであった。

 

JAXAの選考体験はこんな感じである。2次面接、最終面接は15-20分という時間の中、結構激しい戦いであったと思う。私が今年受けた企業の中ではKエンス2次面接と並ぶくらい最も難しかったと思う。矢継ぎ早に面接官たちがたくさん質問してくるので疲れる。

もともとは面接はそこまで得意ではなかったためJAXAの最終面接に臨めるとは思ってもいなかった。よい経験となったと思う。

それに、「選考がかなり遅い点」「専攻や分野はある程度絞る・ESの段階で絞る」ことには注意が必要だ。ES, GD, 適性検査, 面接と全て勢ぞろいの選考であるためかなり実力試しにもなると思う。OB訪問はJAXA側では受け付けていない上、大学によっては名簿さえ存在しない。私の場合は名簿がなかったためOB訪問はしようにもできなかった。

私は受かればいいなくらいの気持ちであったが、今後は第一志望で本気で行きたいという者は基本的な対策をすれば2次面接には行ける。2次面接は厳しい質問にも屈しない姿勢が重要だと思われる。最終はご縁の問題、というか運というか。お国の人から見て合う・合わないってのはあるのかもしれない。合格者は毎年技術系の修士は20人くらいしかいないためかなりの狭き門だといえる。

私の場合は専攻がちょっと離れていたこと、撤退しようとしている分野(知らなかったとはいえ)にある程度固執していたことなど響いたかもしれない。志望度の高い人は参考に欲しい。

f:id:SHGG:20180817033435p:image